「ダイエット」と聞くと、今の生活に“運動”や“食事制限”といったなにかを
プラスして行わなければならないと思っていませんか?
きっと多くの方がそう思っているのではないでしょうか。
実は、ダイエットは”足し算”ではなく、“引き算”でも実行できるのです。
引き算とは、
自分が生活の中でしている行動から何かを「やめる」ということ。
ほんの少しのきっかけで
特別なことは一切せずに痩せられる人もいるのです。
目的:なぜダイエットしたいのか
私がダイエットをしようと思ったきっかけは、小学1年生の息子の授業参観に行った時に、
同じクラスの子どもの母親たちが綺麗な方ばかりだったからです。
今までは同じ幼稚園のママ友たちと一緒にいましたが、
これからはこの小学校の同じクラスの母親たちと同じ立場になったのだと思うと、
突然自分に恥ずかしさを覚えました。
独身時代のように洋服のブランドに気を配ったり、髪を綺麗にカラーリングしたり、
ネイルをしたりといったいわゆる“自己投資”をここ数年はしていなかったからです。
さらに昨年2人目を産んでからは、体型を元に戻すことがなかなかできず、
自分のスタイルにもあまり自信がない状態でした。
しかし、今回の授業参観で周りの綺麗な母親たちを見て、意識が芽生えたのです。
綺麗なお母さんでいたい!と。
そこで私は、少しでも理想の綺麗なお母さんに近づくため、ダイエットをはじめました。
方法:自分で見つけた”引き算ダイエット”
ダイエットというと、厳しい運動や食事制限、難しいカロリー計算など、
今の生活に何かをプラスしなければいけないと思っていました。
しかし、子育てで忙しい毎日にそのようなことをする自信がなかった私は、
ダイエットの方法を普通とは違った切り口で考えてみることにしたのです。
自分の日々のスケジュールを書き出し、いつ何をして、何を食べて、どんな生活をしているのか、
わかりやすく可視化してみました。
すると、私が痩せられない原因として考えられる理由は、
・食べ過ぎている
・睡眠時間が短い
・食事は単品食べが多い
ということがわかりました。
これらがダイエットにどのように関わっているのか
詳しい理由はわかりませんでしたが、
自分自身でこの生活ではいけないと思ったので、
生活を正すことから始めようと思ったのです。
実行:痩せるためにやめたこと
普段の生活の中で止めたことは3つ。
1つ目は、子どもが食べ残した食事を勿体ないという理由で食べること。
これは母親であればだれもが経験したことがあると思います。
自分の食事量もきちんとお皿に盛っているはずなのに、
つい、子どもの食べ残し分まで食べてしまうのです。
冷静に考えてみると、これは、常に1人前以上の量を食べているということになり、
これでは太ってしまうのは当然だと思いました。
2つ目は、夜更かしをすること。
子どもがいるとなかなか自分の時間が持てないので、
子どもが夜眠ったあとに自分の時間を確保して、
録画していたテレビ番組を見たり、夫婦でお酒を飲んだりしていました。
しかし、夜遅くにお酒を飲むことはもちろん、
ダイエットに睡眠不足は良くないと聞いたことがあったため、
深夜に自分の時間を確保することをやめました。
3つ目は、1品だけの食事メニューを食べること。
夕食は家族揃って食べるので、品数も多く理想的な食事になることが多いのですが、
忙しい朝や、一人だけの昼食は自分のために料理をするのが面倒で、
どうしても丼などの1品メニューが多くなっていました。
しかし、空腹時にいきなりご飯(糖質)から食べてしまうと血糖値が急激に上がり、
インスリンが過剰に分泌されることで体に脂肪をためやすくなると
テレビで見たことがあったので、少しでも血糖値の上昇を緩やかにするため、
サラダや汁物を必ず用意し、先に手を付けるようにしました。
結果:生活習慣の見直しがダイエットの切り口
辛い運動や食事制限をしているわけではないのに、
この引き算ダイエットを始めてから、
体重が減っていくことがとても不思議でした。
何かをやりだしたわけではなく、ただ「やめただけ」。
それだけ、自分自身が今までの生活の中で太る行動を
無意識のうちにしていたのだと思うと、
毎日の生活を見直してよかったと感じました。
ダイエットというと、
今の生活に何かをプラスするという意識が働いてしまいがちですが、
まずは自分の今の生活をきちんと客観視することが大切です。
普段何気なくしている行動であっても、実は冷静に考えてみると意外と
「これをやめれば痩せるかも…」という部分が見えてくることがあるのです。
難しく考えずに、まずは一度自分の生活を振り返ってみることで
意外と簡単に痩せられるかもしれませんよ。
Nargrt著