有酸素運動と無酸素運動は違う話し

隠れ肥満だった私!運動の種類とバランスが大切!

健康診断

私は今までの人生で、目に見えて太った時期はありませんでした。

暴飲暴食をするといったこともなく、病気もせず体もいたって健康。

強いて言えば学生時代と違って、運動をする時間が減ったことが気になるくらいでした。

そんな私が人生初のダイエットに挑戦することになったきっかけは、年に一回受けているある年の健康診断でした。

 

私はその年も、いつもの年と変わらず健康診断を受けました。

体調もまったく悪くないし、何も問題なく終わるだろうとその時は思っていました。

しかし、その年だけは医者からあることを言われました。

「同年代に比べて筋肉量が著しく低いうえに、内臓脂肪が増えてますねー。」

体重はそこまで多くもなく、平均体重より1,2kg重い程度。

確かに前よりお腹がポッコリ出てきたような気はしていましたが、ちょっと食べすぎたくらいだろうと高をくくっていました。

しかし、結果はいわゆる“隠れ肥満”。医者からは、日頃の運動を心がけるようにと忠告を受けました。

人生初のダイエット

運動……、とはいっても今までちゃんとしたダイエットに手を付けたことがなかった私。

思いつく運動といえば、腹筋や腕立て伏せなどの筋トレくらいでした。

「とりあえず、悩んでいないでやってみよう!」

私は特に誰かに聞いたり調べたりすることもなく、自分の思いつく運動を続けてみることにしました。

まずは腹筋、腕立て伏せ20回を一日3セット。

久しぶりの運動で次の日には筋肉痛で動けなくなるほどでした。

しかしやっていくうちに体も慣れてきて、1セット30回40回と増やしていっても平気になっていました。

「これなら続けられそう!」

次第に筋トレが楽しくなった私は、いつものメニューにスクワットも追加して数か月続けるようになりました。

体重が増えた!

数か月筋トレを続けた結果、体の見た目に明らかな変化がありました。

明らかに体がシュッとスリムに!

少し出ていたお腹も少しへこみ、なんとなくヒップアップもしたような気がします。

周りから見てもその変化は分かったようで、「スタイルがよくなった。」とか「姿勢がよくなった。」と言われることもありました。

しかし変わらないこともありました。

筋トレを始めてから毎日体重計に乗っていましたが、一向に体重だけは減りません。

むしろ前より少し増えたような気さえします。

 

なんでなんだろう?

ここで初めて私はダイエットについて調べ、そして原因はすぐに分かりました。

今まで私がやってきたのは筋トレで、無酸素運動と呼ばれるもの。

脂肪よりも重い筋肉を増やすための運動なので、体重が減らないのはそのためだったようです。

それなら脂肪を減らすためにはどうしたらよいのだろう?と調べてみると、有酸素運動というワードが上がってきました。

ウォーキングや水泳、縄跳びなど、息の上がるような運動がそれにあたるらしく、それをすることによって脂肪を燃焼し生活習慣病を防ぐ効果があるとありました。

そして重要なのは、この有酸素運動と無酸素運動をバランスよく行うことで健康的に痩せるということ。

今までのようにどちらか一方だと十分な効果が期待できないので、私は運動の見直しをすることにしました。

日々の生活の中で

「ウォーキングなら簡単にできそう!」

私はそう思い、毎朝1時間早く起きてウォーキングに出掛け、仕事から帰った後も30分ほど時間を取ることにしました。

しかしこれがなかなかしんどい!

特に朝はバタバタと忙しい時間帯なので、継続させるのは大変でした。

そこで私は、日々の生活の中で有酸素運動を取り入れることにしました。

通勤時、あまり意識していなかった歩き方を全身で意識するようになり、なるべく階段を使うようにしました。

最初にやったのはたったこれだけでした。

しかし、この意識付けが次第に日常生活すべてに影響するようになり、歩いている時も立ち止まっている時も常に全身を意識する癖が身に着きました。

すると驚くことに、冷え性気味だった私が少し動いただけで体が汗ばむようになり、常に体の芯がポカポカと温まるようになり、自分の基礎代謝が上がったのが分かりました。

そして少しずつ歩く量を増やしていき、今では仕事の帰りに一駅手前で降りて歩いて家まで帰るようにしています。

このおかげで、ゆっくりとですが体重も減っていき、今年の健康診断では「とても健康です」と医者に褒められるまでになりました。

 

日常の中で、急に運動をたくさん取り入れるのは大変です。

自分でできるペースでゆっくりと運動量を増やしていくと、無理なく続けることができると思います。

そして有酸素運動と無酸素運動をバランスよく取り入れることによって、効率よく効果を発揮することができるでしょう。

 

 

kpowtc著